美容に関するお悩みをお持ちで、優れた美白ケアの方法を探している方は多いのではないでしょうか。そういった方に最適な「バイオニックセルサー」という機器を用いた方法が近年注目され始めています。本記事ではそんなバイオニックセルサーについて概要や成分について解説します。

バイオニックセルサーって具体的にはどんなもの？

そもそも、バイオニックセルサーとはいったい何なのかということについて疑問をお持ちの方も多いと思います。バイオニックセルサーとは、主にフェイシャルエステに用いられる、パルス波を使用して顔の肌細胞のマッサージを行なう機器のことを指します。意外と思われるかもしれませんが、もともとはエステ機器ではなく、外科手術の手術跡や外傷を治療するための目的で使用されていたものでした。その機器に美容的な側面を追加、改良を重ねて現在に至ったものが、本記事のテーマであるバイオニックセルサーということです。

次は、バイオニックセルサーがどのように美白効果をもたらすのかについて解説します。メカニズムについて簡単に説明すると、「顔にパルス波と呼ばれる電流を流すことによって、肌細胞の奥深くにまでスキンケアを行い、そのうえで美容成分を肌に浸透させる」という施術です。

はじめに、美容成分を豊富に含ませたガーゼを顔に乗せ、その上に電流を発生させる装置が入ったマスクを装着して、このマスクに微弱な電流を流すことで肌細胞のケアを行います。この手順で用いる電流の強度については周波数の調節が可能であり、施術を行う部位に応じて最適な周波数に変化させられるので効果的で安全な施術が受けられるでしょう。例えば、表皮の細胞に効果を発現させたいときは高い周波数帯のパルス波を用います。一方で、皮膚の深層部分にある真皮層に効果を与えたい場合は、低い周波数のパルス波に切り替えるといった方法で、両方の層の細胞を活性化させます。

ここで、バイオニックセルサーについて最も重要な美容効果について説明します。バイオニックセルサーを用いた施術の大きな特徴は、「肌の表面部分だけでなく、角質層や真皮層のような細胞の奥深くにまで効果が及ぶ」という点です。
この効果によって皮膚の数多くの細胞の刺激を与え、皮膚の入れ替わりであるターンオーバーを促進するのです。

この要素が、バイオニックセルサーを用いた施術が、プロエステティシャンが行なうフェイシャルマッサージと決定的に異なる点と言えるでしょう。また、他のフェイシャルケアの方法に比べて施術にかかる時間を短時間で済ませられることも大きなメリットとして挙げられます。上記に示した特性に加えて、バイオニックセルサーは一秒ごとにタイミングをずらして周波数を切り替えることが可能なエステ法です。そのため、通常の方法によるエステと異なり、施術を一度行なっただけで皮膚の深部にまでパルス波を届かせられるので、はるかに時間的効率は優れていると言えます。

バイオニックセルサーはどのような美容成分が用いられているの？

バイオニックセルサーの美容効果は、実は肌の細胞に浸透させる成分によって異なります。その中でも主に用いられている、「低分子コラーゲン」、「ビタミンC」、「プラセンタ」、「グリシルグリシン」という成分について解説します。まずは、「低分子コラーゲン」という美容成分について解説します。この美容成分は細かい粒子の形をしており、水溶性の高い性質を持っています。そのため、肌に大量かつ素早く吸収されやすい特性をしており、皮膚の弾力やハリをキープしてくれる効能があります。

次は「プラセンタ」という美容成分についてです。この成分は肌の保湿能力の向上やツヤの保持などの効果を持っています。加えて、皮膚の再生や入れ替わりを指すターンオーバーを促す働きも行なってくれるため、角質の除去などにも一役買ってくれるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。

次は「ビタミンC」についてです。皆さんにもなじみ深く、しばしば耳にされる方も多いのではないでしょうか。この成分は肌の細胞が酸化するのを防いでくれる抗酸化作用を持っています。そのほか、メラニンを抑えてシミを防いでくれる、また、ニキビ予防やニキビ跡の修復などの効果を持っている優れた成分です。

最後は「グリシルグリシン」の解説です。この成分はアミノ酸の一種で、肌のシミやしわの改善、美白効果や毛穴の引き締め効果を持っています。さらにこの成分は保湿性も高く、総じて毛穴に皮脂が溜まりにくくしてくれるのが特徴です。機能的な側面だけでなく、さまざまな効能が含まれた美容成分が豊富に用いられていることがよくわかりますね。

まとめ

今回はバイオニックセルサーについての概要や成分について解説しました。美肌、美白効果のみならず、さまざまな面に関して美容にメリットがある革新的なエステ機器であるということが今回の記事で伝われば幸いです。後悔のないエステ生活を送ってください。